交通事故の主な原因は、整備不良などによる車の要因、急な大雨などによる環境の要因、そして人的要因です。人的要因、運転者による交通事故の要因の主な理由は、ぼんやりしていた、寝不足だった、集中力が落ちていた、肩こり腰痛で運転に気が散ったなどなど。そこでここでは運転者による、交通事故を無くすために、運転者にぜひ取り組んでもらいたい、安全ドライブ術をお届けします。
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ドライブはたくさんの喜びを運んでくれる乗り物です。いつでも思い立ったときに旅することが出来る箱は、おしゃれもおいしいものも好きな女性ドライバーの感覚に会う乗り物。女性の感性に見合う、心地よい自由を与えてくれる相棒です。
でも車は運転するドライバーに大きな責任がかかってきます。そう、交通事故は是が非でも避けたいことです。
運転者による主な交通事故の原因は、不注意によるところが大きい。
ぼんやりしていた、寝不足だった、わき見をしたなどなど。
運転に慣れていないことが原因で、交通事故を起こした方は、慣れていないということで緊張が大きくなり、視界が狭くなっていたことも要因です。運転に慣れていない方は、心にゆとりがないので、前ばかり見てしまい、左右、後方確認がおろそかになりがち。これも心の緊張が視界を狭くしているんですね。
そこで大切なことが、瑞々しい集中力を取り戻すことと、運転疲れや緊張が原因でこわばった体の状態をほぐすこと。
ぼんやりしていた、寝不足、わき見は、集中力が低下していると考えられます。また長時間運転が続くと、体の血の巡りが悪くなって、肩、腰、腕などが重くなり、集中力がそがれます。
運転に慣れていなくて緊張しているかたも知らず知らずのうちに全身を硬く緊張させるので、良い集中力が保てません。
そこで行いたいのが深呼吸。ぼんやりする、疲れを感じたときは深呼吸で体の細胞を隅々まで目覚めさせます。「え? 深呼吸だけで、集中力が取り戻せるの?」と思ったかた、呼吸をあなどるなかれ。
呼吸を変えると体が変わるというくらい、呼吸の力は偉大です。
とくに運転中は同じ姿勢が続き、体も心も緊張した状態が続くので呼吸が浅くなっています。呼吸が浅くなると全身の瑞々しい呼吸が行き届かなくなるので、体の疲れは溜まっていき、集中力も低下します。また、呼吸が浅くなると心も不安定になってきます。
心の状態は、運転にも影響を及ぼすので、気持ちをリフレッシュさせることは安全運転のためにも必要です。
背筋は伸ばして立ち、足は腰幅に開いてから呼吸をはじめます♪
①肩まわりの筋肉を柔らかくしながら、呼吸
背筋を真っすぐに伸ばして立ち、足は腰幅に開く。鼻から息を吸いながら両肩を耳たぶに近づけます。吸った息の2倍以上かけるイメージで、鼻からゆっくりと息を吐きながら肩をおろす。この動作は3~5回繰り返します。
②ろっ骨に手を置いて、呼吸
背筋を真っすぐに伸ばして立ち、足は腰幅に。両手のひらを胸の下、左右のろっ骨に置きます。鼻から息を吸いながら胸いっぱいに空気を取り込みます。ろっ骨が左右に広がります。いっぱいに吸い込んだら、鼻からゆっくりと息を吐きます。左右に広がったろっ骨が胸の中央にきゅっと締められていくイメージです。3~5回、繰り返します。
③背骨を伸ばしながら、呼吸
背筋を真っすぐに伸ばして立ち、足は腰幅に。両手を胸の前で組み、手のひらを返して腕を伸ばします。鼻から息を吸いながら手のひらを頭上に引き上げます。たっぷり吸い込んだら、鼻から息を吐きながら指をほどいて、横から腕を降ろします。この動作を3~5回繰り返します。
改めて、呼吸を振り返ると、日常ではほとんど深い呼吸を意識的に行うことはしていません。
車で出かける日、ドライブに出かけたときに小休止はもちろん、1日のうちで、5、10分で良いので、深い呼吸をする時間を作ってください。
試しに1週間から♪ 体の内側から体が変わってくることが実感できるはずですよ!
beecar編集長/ゆるトレ・瞑想講師/カーライフアドバイザー
出版社を経て独立。独立後は女性誌、ブライダル誌で企画編集に携わる。女性のための車生活マガジンの編集長を経てオフィスタマ株式会社設立。車、女性、生活、健康を軸にアドバイザー、記者、セミナー講師を務める。
【資格】自動車競技国際C級ライセンス/チャイルドシート指導員