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スカイラインGT-R(BNR32) / keikoさん

偏愛と純情。彼女のGT-R32物語

2024.08.13.

現在彼女の愛車は、3台目のGT-R32。なぜ、3台も乗り継いだのか。彼女のGT-R物語を紹介します


1台目のGT-Rは友人と共同所有

彼女の現在の愛車、GT-R(BNR32)は3台目。ここにたどり着くまで、とても長い時を経ている。

3人姉妹の一番末っ子の彼女は、小さい頃から女の子が欲しがる人形よりも、ラジコンを欲しがる子供で、年頃になるとごく自然にクルマ、バイクが好きになっていった。

初めてのマイカーはホンダシティ。そしてスポーツカーに乗りたい思いがあり、友人と割り勘でGT-R32を手に入れた。シティの次の愛車はトヨタセリカGT-FOUR、セリカの次はゴルフカブリオレというように、乗り換えていくが、友人と買ったGT-Rはそのまま共同所有を継続。

自分のマイカーと友人と共有するGT-Rと、1.5台の愛車生活を楽しんでいたが、友人からGT-Rを手放したいという相談があり、共同所有を辞めることに。それをきっかけに、彼女はゴルフを手放し、自分だけのGT-R32を購入した。

 

 

2台目のGT-Rへの偏愛と後悔

自分専用のシルバーのGT-Rは、とてもいとおしい存在で大切に大切に乗り続け、10年の月日が流れた。

「走行距離は14万kmに到達していましたが、手放すつもりはなかったんです。でもいっとき体調不良で入院しなくてはいけない事態になりました。その間、クルマのケアを家族に頼もうとも思ったのですが、あちらこちらにガタはきている状態でしたし、負担になるだとうなと」

自分の想いとはうらはらに、諸事情でなくなく手放さざる得なくなった。GT-Rと別れたときは1年近く落ち込んだそう。

「本当に未練たらたらでした。車屋さんに置いてきた姿を思い出すと、いまでも涙が出そうになります。周囲の友人からも「いい加減、諦めなさい」と、なぐさめから最後には気味悪がられていましたね(笑) 愛が強過ぎました」

その偏愛は継続し、再び環境が整った2019年。手放したGT-Rを買い戻そうと探し始めた。

「いろいろと探しましたが見つけることができなくて。それで手に入れたのがいまの(3台目)BNR32です」

 

 

3台目のGT-Rはいじった形跡もないノーマル

3台目のGT-R32は、関東から関西方面まで足を運んで車を直接見に行き、購入を決めた。前オーナーはガレージ保管をしていたようで内外装の痛みがほぼなく、いじった形跡もないノーマルの32だった。

「アシ車として、あれこれいろいろなクルマに乗ったものの、結局、私の中では32が一番しっくりくるんです」

3台目のGT-Rは、ほぼ毎日乗っている。「機械ものですから、乗らないと調子が悪くなるのでなるべく動かすようにしています」

過去も今も彼女の最大のこだわりは『純正一択』なのだとか。そんな彼女に改めてクルマとはどんな存在なのかを伺った。

「同志みたいなものですね。生活の一部というか、私の人生になくてはならないものです」

 

keikoさんのインスタはこちら

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


彼女の車人生は、GT-Rから始まった。いまだに2台目のGT-Rへの愛はなくなることなく、思い出すとせつなくなるのだとか。車に対してとてもピュアであり、偏愛。ここまで愛が注げる1台と出会えることなんて、なかなかないですよね。まさに彼女にとってGT-Rは運命の車なのです。

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