今回は初めてのマイカーにロードスターを選んだ女性オーナーを紹介します
彼女は最初からロードスターの存在を知っていて購入したわけではなかった。免許を取得したのが18歳。しばらくして自分だけの車が欲しいとは思ったものの、車の知識はほぼなく、そこで「かっこいい車」でネット検索。その際にヒットした車の1台が、ソールレッドカラーの「ロードスター」だったという。
「色々な車が出てくる中で、ロードスターの写真に目が行き、そこで初めてロードスターを知りました。かっこいいと思ったのが先で、あれはまさに一目ぼれでした」
ロードスターの購入を決めてからは、それまでAT限定免許だったのをMT免許に切り替えた。
「色々調べてみると、ロードスターに乗っている人はMTを選んでいる人も多かったので、それに触発されて私もMTのロードスターが欲しくなったんです。自宅から教習所が近かったこともあり、本当に突然、ふらっと立ち寄った時に申し込みました(笑) 限定解除は1日2時間で、2日間車に乗り、試験は1日。無事に一回で合格できました」
20歳。無事にMT車のロードスターを手に入れた。ボディカラーは一目ぼれした時に見た、ソールレッドを選んだ。ロードスターの納車日は、ひとりで車を引き取りに行ったそう。
「友人の車を借りてMTの公道練習も少ししていましたが、まだ運転には慣れていなかったので、納車の帰り道は冷や汗の連続。ひとりでしたので当然、誰も助けてくれない。涙目になって必死で運転した思い出があります(笑) 」
その日の帰り道は、「この先、本当に運転できるのだろうか」と不安で胸がいっぱいになったとか。それでも納車後は、坂の少ない平坦な道で練習したり、買い物に行く時は交通量が少ないルートを選んで運転するなど工夫をしながら、MTの運転を日々勉強。その努力のおかげで3カ月後にはMTロードスターとのドライブが楽しめるようになったそう。
「あ、私、MTの運転に慣れたな♪っと気が付くきっかけががあったんです。それは助手席の友人とごく自然に車内で会話が楽しめた時。良い意味で肩の力も抜けていて、体も力むことがなくリラックスしていました。友人にも慣れたねと言われました(笑)」
無意識の中でぎゅっと体も心も縮めて運転していたところからの解放感。この切り替えを体感できたことは、とても素晴らしい体験。
そこからは知っている道に限らず、自由に行きたい場所へ行けるようになり、遠出もできるようになっていく。
「今では関東から長野、宮城県、岩手県の石巻などなど、車のイベントへ参加したり、友人と遊びに行ったり、あちらこちらへ出かけられるようになりました」
最後に、カーライフを楽しんでいる彼女にとって車とはどんな存在なのかを伺った。
「私の人生を華やかにしてくれるものです。私にとってはかげないのない存在。ロードスターオーナーさんとの交友も広がったこともうれしかったことのひとつです。今後は少しだけ、カスタムも楽しみたいと思っています。賑やかなカスタムではなく、大人の女性らしいカスタムの在り方を見つけられたら思っています」
「ロードスターオーナーさんはあたたかい人が多くて本当に楽しい」と教えてくれた彼女。色々な情報を教えてもらえることもとても頼りになるそう。さらに最近、YouTubeも始めたとか。
彼女はロードスターを手にすることで、様々な場所へ出かけるようになり、ロングドライブの楽しみを知り、知らなかった街の風景の良さにも気が付き、交友もぐんと広がった。おそらくロードスターが無ければ、YouTubeを始めることもなかったかもしれない。「100倍も200倍も私の生活を、人生を楽しませてくれる」といったももさんの実感がこもった言葉はとても印象的でした。改めて、車の存在は、人生を彩る相棒ということを、深く感じることができるインタビューでした♪