免許を取得した当時は全く車が好きではなく、免許も親に言われて仕方がなく教習場に通ったという彼女。「ずっと車は自分で運転するものではなく、乗せてもらうものという考えでした。」と笑う。そんな彼女が車の運転に興味が芽生えたのはドリフト走行をサーキットで見たときだった。「コーナーを走るときに意図的にタイヤを滑らせてコントロールしながら走る姿に感動してしまって。自分でもやりたくなったのが車に興味を持った瞬間でした。」ドリフトしやすい車もあったが、かっこいいと思った車がスカイラインタイプM。「この車ではドリフトは難しいよと言われていたけれど、難しいならなおさら、挑戦してみたくなったし、やはり自分がかっこいいと思う車を所有したかった。」
ドライブに買い物に日常でも車に乗り、ときどきサーキットに走りに行く。傍からみれば、男らしい車生活だけど彼女にとってはごく普通、スタンダード。
スポーツカーに乗るという選択は、これまで車に興味が無かったり、とかく女性だと少し勇気がいることかもしれない。でも彼女いわく「乗ってしまえば何とかなります。それに、運転ができるようになると、楽しくて仕方なくなりますよ。」
女性だから、乗ったことがないから……と、選択肢を狭めてしまうのはもったいない。広い選択がある中で、自分にとってのとっておきの一台を女性のみなさんには見つけたもらいたいと思う。