今回ご紹介する女性は久しぶりに自分のためだけにマイカーを購入した方。彼女の人生を語るのに車は欠かせない存在になっていました。
2020年の10月。久しぶりに自分だけのためのマイカーを購入した久美さん。選んだ車はインテンスブルーというボディカラーに身をまとったカングー。
「サンルーフ付きかのAT車か、サンルーフ無しのマニュアル車を購入するかすごく悩みましたが、屋根が開く開放感がどうしてもほしくてサンルーフ付きを選びました」
以前、少しだけ赤いカングーに乗っていたことがあったそう。でも十分に満喫する前に車が壊れてしまい不完全燃焼だった思い出が。「そのときの後悔もあって今回は衝動買いのような勢いで購入してしまいました(笑)」
彼女が車を好きになったきっかけは、車が好きな恋人の影響。その恋人はのちの旦那様。当時ダートラ競技をやっていたダンナさまのKP61スターレットが免許を取り立の彼女のマイカーになった。
「ダンナの車だったのですがほぼ自分のモノのようにお乗っていました。それからはもう自然に運転するのが好きになっていきましたね」
23歳で結婚し、自分の車として選んだ車がジムニー。ジムニーを思い出すと、子育て時代が蘇るという。
「まだ生まれたばかりの長女を乗せて本当にいろいろなところへ出かけました。長女がぐずったときは車に乗せて出かけたり。ガタガタ道でもおとなしくなるんですよね。長男が生まれてからもそれは同じ。幌を開けて、山や海やドライブに行っていました。本当に気持ちいい車でした」
その長女というのが、じつは、すでにビードライバーとして紹介している奈保子さんのこと。なおさんの車好き、お出かけ好きは久美さんのDNAがしっかりと引き継がれていました。※なおさんは、栃木県特派員として栃木の魅力的なドライブスポット紹介をしています!
その後もジムニーの乗り継ぎ、ジミニーライフを満喫。ところが3人目の子どもが生まれてからはジムニーが手狭になり手放すことに。そこからしばらく、三菱デリカ、トヨタシエンタなどミニバン生活へシフトすることに。
車好き、バイク好きの旦那さまのひとつの夢は、家族全員でツーリングに行くことだったそう。長女、長男はすでに中型免許を取得。続いて、一番下の次女が16歳で中型免許を取得することになったときに、久美さんも負けじと取得したとか。
「みんなが各々のバイクに乗ってツーリングに行くのに、自分だけ誰かの後ろに乗せてもらうのは嫌だったので思い切って私も取りました(笑) 今はほとんど乗っていませんが、家族全員で箱根へツーリング旅行に行くことはできました」
なかなか他の家族がまねすることができない、何とも豪快な思い出。家族であり車、バイク仲間でもある家族。素敵な関係です。
そして今、改めて、ひとりの車生活をカングーとともに満喫中。ふだんの通勤、買い物はもちろん、一級自動車整備士の長男に会いに新潟へ、長女の住む栃木へ出かけたり、次女に会いに行ったりと、フル稼働。ただ往路のドライブを楽しむだけでなく、行き道か帰り道には寄り道も楽しんでいる。
「長女に会いに行った帰り道に下道を走りながら道の駅巡りをしたりあれこれ寄り道をしていたら帰宅が遅くなってしまって。長女からは「まだ家についていないの?どこに行ってたの??」と心配されました(笑)」
久美さんのアクティブさ、そして日々の暮らしをいきいきさせるエエッセンスに、車の存在は欠かすことができない相棒といえそうです。
KP61スターレットからはじまり、ジムニーからジムニーへ。そして3人の子育て中はミニバン生活へ。ライフスタイルに合わせてさまざまな車に乗って、今、久しぶりに自分のためだけの車を選んで、マイカーライフを楽しんでいる久美さん。
乗った車を思い出すと、当時の思い出が鮮明によみがえってくる・・・。車というのは人の思い出に自然に組み込まれているものなんですね。だからこそ、そのときの自分にとってのオンリーワンを選びたいものです。