車への興味が沸いたのは小学校のとき。学校の先生が乗っていたスカイラインだった。「スカイラインを見たのがきっかけで車が好きになっていったと思います。ちょうどその当時、兄が作っていたプラモデルもスカイラインでしたね。」
実際に車に乗れる年齢になったときに購入したのはオートマ車のシルビア。その際にサーキットでドリフト走行を見て今度はドリフト走行をしてくなった。「自分でも走ってみたいという想いが膨らんで、さっそくオートマ限定免許を解除して、マニュアル車のシルビアS13に乗り換えました。」
ドライブ、サーキット走行と楽しむ中でもう一つ彼女が夢中になって手掛けているのがボディアート。車のボディに描かれているアートは、彼女がスワロフスキーで一粒ずつデコレーションをしていったもの。「最初はシンプルに外装のサイドラインだけだったのですが、年々増えていきました。」
彼女だけの1台に仕上がっている。
一度、スポーツから離れたことがある。年齢的にもそろそろやめたほうがいいかなと思い始めて、ごく、普通の車に乗っていた。でもある日、生きがいが無くなったことに気が付く。「何のために生活しているのかな……と急に寂しくなったんです。」
世間の目を気にして年相応にと離れて見て初めて分かることもある。一度きりの人生。ルールを守っていれば、自分の好きなことをやるのに他人の目は気にすることはない。とことん、車生活を楽しんでもらいたい。