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ABARTH595competizion / yuriさん

彼女がアバルト595からアバルト595へ乗り換えた理由。

2022.06.13.

今回はMT車のアバルトに乗る女性オーナーを紹介します。彼女が”アバルト”にたどり着くまでの物語です


ずっと自分で車を運転してドライブに行ってみたいと思っていた彼女が免許を取得したのは18歳。最初のマイカーはマツダデミオで、あちらこちらへとドライブを満喫したそう。「実は学生の頃からずっとMINIに憧れていたんです。ルーフもユニオンジャックにしてみたいなとか」

そんな彼女の気持ちを汲み取り後押ししてくれたのが、当時の恋人であり現在のご主人。「乗りたいのなら早く乗ったほうがいいよ」とのアドバイスを受け、思い切ってR56型のMINIを手に入れる。ちょうどR56型の最終年度だった。「MINIはファッションの一部、自分自身の一部という感覚でした。友人たちからの受けもよかったですね」

ユニオンジャック柄のドアミラーや内装もチェッカーフラッグにするなど、カスタムも楽しみならMINIとの生活を約5年。だんだんと車に求めるものが変わっていく。大きなきっかけはモータースポーツが好きになったこと。

「主人がモータースポーツが好きで私も好きになっていきました。その中で、(車は)”速い”ことが”かっこいい”に変わっていきました」

MINIは好き。でももっと走りに特化した車にも乗ってみたいという気持ちが大きくなっていったときに、彼女の心を射止めた車がアバルトだった。その中でも最上級グレードの595コンペティツィオーネに決める。「3ドアでコンパクト。見た目は可愛いのに速さがあるところに惹かれました。セミバケのシートやブレンボのキャリパーもかっこよかったですね」

 

 

AT限定解除前にMTアバルトを購入

アバルト強化月間と名付けて(笑)、アバルトの納車半年後には、MT車の運転に慣れるために、約700㎞離れた四国までドライブ。「主人のサポートもあってMT車の運転に慣れることができました♪」

 

アバルトを無事にオーダーした後、ここからが彼女の闘いが始まる。「マニュアル車にも興味があったので、MT車のアバルトにしました。でもそのためにはAT限定解除が必要で教習所に通ったのですが、こんなにもマニュアル車の運転が難しいのかと落ち込みました」

とくに教習所はトルクが無い車だったので、よりクラッチをつなぐのに苦労したそう。「当時の彼の車、S2000でも練習したのですが、強化クラッチなどが装備されている車だったので、さらに難しくて、マニュアル車の運転に絶望してましたね(笑)」

イタリアから日本に届く間。何度もマニュアル車の運転はできないかもしれない・・・と不安に襲われたとか。でも実際、アバルトが納車され運転すると、教習所の車や強化クラッチが装備されたS2000よりもアバルトのマニュアル車は運転しやすかったこともあり、無事にアバルト生活をスタートすることができた。

 

 

アバルト595からアバルト595に乗り換える

念願のアバルトライフを4年送り、2022年4月に再び、アバルト595コンペティツィオーネに乗り換えた。

「ほぼ、一緒のアバルトに乗り換え理由は、新しく加わった新色のマッドブルーのカラーがかっこいいと思ったことと、内装の茶色のシートが良いなと思ったこと。そして1番の大きな理由は、新車のマニュアル車にもう1度乗りたかったからです。世の中的にはMT車が無くなっていく方向に進んでいるので、新車のマニュアル車に乗るならこのタイミングかなと思いました」

アバルトの魅力にはまってしまう方々を、ときにアバルトのエンブレムに描かれたサソリから、サソリの毒にやられた・・・という表現をするのだが、まさにサソリの毒に刺されてしまったといえる。

 

 

アバルトのある暮らし。

アクセルを踏んだときのエンジンレスンポンスの良さや、エンジン、マフラーサウンドも彼女のお気に入り。市街地での走りはもちろん、アバルトの軽快は走りが引き立つ山道を走るのも楽しいと彼女。「とくに山道の上り坂が好き。上りなら自分で制御できる範囲だから心地よい走りを楽しんでいます」

アバルトに乗るのは主に週末。平日の仕事のストレスも、ドライブに行けばリフレッシュすることができるとか。「朝、早い時間に出かけて箱根まで行き、朝食を食べて帰宅することもあります。それだけでも疲れがリセットできます」

またアバルト以外にも、夫婦で共有のR55クラブマンとご主人の車、ボクスターと3台所有している。

「クラブマンはマニュアル車のMINIも乗ってみたくなり購入しました。キャンプに行くときはMINIで行っています。ドライブに行く日は、いつも主人とどっちの車に乗るか話し合いです(笑)」

最後に、アバルトライフを存分に満喫している彼女にとって車とはどんな存在なのかを伺った。

「自分のお部屋のような感覚もありますが、家族であり、ペットのような雰囲気が強いかな。犬を3匹飼っているような感覚です(笑)」

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


アバルト595に首ったけと言ってもいいほど、アバルトのとりこになっている彼女。595から595に乗り換えたと聞いたときは2度聞きしてしまいました(笑) でも新車からMT車を乗ってみたい・・・という気持ち、よくわかります。ゼロから1台のマイカーとともに自身が育んでいく過程の楽しみは、新車からマイカーにする醍醐味の1つではないかなと思います。

それにしても家に3台の車があるという生活。車好き、ドライブ好きにとっては幸せな環境です。キャンプに行くとき、走りたいとき、はたまた助手席でドライブを楽しみしたいときなど、そのときの気分で乗り分けもできますよね。

とにもかくにもアバルト595。ぜひ、1度、ドライブに行ってその魅力を教えてもらいたくなりました(^^)/

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