今回紹介する女性は、ザ・ビートルを愛車にした女性オーナーを紹介します。
彼女がビートルを選んだ理由は、義理のご両親が「カフェビートル」を運営していることが大きなきっかけ。義理のご両親は20代の頃、ビートルを何台も乗り継いだこともあって、カフェを開業するときに思い出が多いビートルから名前をとったそう。その影響があって、いつかビートルに乗りたいという思いがあった。
「古いビートルはとても素敵ですが、実用性や私が扱えるかということを考えて、ザ・ビートルにしました」
免許を取得したのは18歳。車は生活に必要な地域に住んでいるため、中古車のマーチに始まり、いろんな車に乗ってきた。「車を選ぶときに思い入れはなかったんです。でもビートルはこれまでとは違って、初めて自らが乗りたいと思った車です」
以前は車は移動手段の1つ。でもビートルに乗ってからは仕事の移動時間も気分が変わったそう。
「不思議ですよね、車が変わっただけで移動時間が楽しくなりました。車の知識は何もわからないし、専門用語も知らないけれど、今の車は好きです」
普段の買い物から、仕事がらスーツで車に乗り込むこともある。そんなときもビートルなら、カジュアルな装いからスーツまですっと似合ってくれる。自然豊かな場所も都会もビートルはどこに置いても絵になる、そんな雰囲気を持ち合わせているところも彼女がビートルを気に入っている点。
ビートルに乗ることでワーゲン仲間も自然に増えていったそう。「インスタでお店を乗せていることもあり、カフェの名前から、ワーゲンオーナーの方が多く来ていただけています。伊豆半島はとても良い場所なので、ドライブのついでに立ち寄ってもらえたら嬉しいですね」
初めて自ら欲しいと思った車と出会った彼女に改めて車とはどんな存在かを質問。
「以前は車は何でもいいと思っていたけど、気に入った車に乗るだけで、気持ちが変わる。朝起きて、洋服を着て、アクセサリーをつける、その延長に大きなアクセサリーではないけれど、ビートルがあるんです。自分にとってビートルは、大きな、大きな、お気に入りのアクセサリーです」
そう。車が必要な地域に住む方にとって車は大切な移動手段。安全に問題なく動いてくれれば事足ります。でも、しかし。自分が乗りたいと思う車を選ぶことで、変わり映えしない日常に変化をもたらし、気分が変わります。車は安い買い物ではありませんし、維持費もかかります。それならば、自分にとって心地よい車で、自分に似合う車を選んだほうがお得です。生活に彩りが増え、気持ちがかろやかになるはずです。