彼女の愛車はパンダセレクタ。出会ったのは20年以上前の話。通りを歩いているときに彼女の目の前を通り過ぎたのがパンダセレクタだった。
走りゆく車に一目ぼれ。いつか乗ってみたいと思いながらも車を必要としない交通の便が良い場所に住んでいることなどの理由から、ペーパードライバーになっていき、時はずいぶん経ってしまった。
「このままだと一生乗れないかもしれない・・・」と3年前に本気を出してあちらこちらへと車を探し、大阪に出張の際に見つけたのが今の愛車。
「18歳で免許を取得した頃から自分の好きな車に乗ることへの憧れはありました。でもすっかりペーパードライバーになっていましたね。」
でも、念願の車を手にし、同時にペーパードライバーも克服。
「私にとって車は、本当の意味で自立した象徴のような存在。ひとりでどこへでも行くことができて、行動的になれて、自由。自分らしくいられる私の場所という感じです。」
車に乗らない日も、月極の駐車場までパンダに会いに行く。時間が許せばドライブに行く。20年越しの相思相愛。まさに、運命的な出会い。