「実はこの車は父の形見なんです」という彼女。自分の車はフィアット500に乗っていたが、車庫に眠っていた父親の車を手入れをして復活させた。セリカと、もう1台、スープラGA70の2台が父親が所有していた車。現在は3台の車を所有している。買い物からふだんの移動手段までどこでも今はセリカと出かけている。
13年間、眠っていた車だが、また再び彼女とともに動き出した。父の思いも乗せながら、セリカから眺める風景は今の彼女の至福のひととき。「セリカもスープラも私を成長させてくれる車です」。旧い車にはいろいろな人々の想いや歴史ものせられている。旧い車に対して人気が衰えないのも、当時の熱量が車に注がれていてその熱が今も人々を魅力しているからなのかもしれない。