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Ford Mustang 1965年式 / Marinaさん

人も車も遊びがあったほうが調子がいい! 1965年式マスタングに一目ぼれした理由

2024.11.08.

今回は1965年式のフォード・マスタングを愛車にしている女性オーナーを紹介します


 

カフェで一目ぼれした車

彼女の愛車は1965年式のフォード・マスタング。この車と出会ったのはバイク乗りが集まるカフェ。その敷地内に停まっていたマスタングに一目ぼれしてしまったそう。

「マスタングの見た目に惹かれました。そこから車のことや歴史などあれこれ調べていくうちにどんどん好きになり、のめり込んでいきました」

小さい頃から日常のアシ車とは別にローバーミニがあり、クラシックカーが自然に側にある環境で育ったそう。

「父がローバーミニが好きで、5台くらい異なるローバーミニを乗り継いでいました。子供の頃から父が運転する隣に座るのが好きでしたね」

一目ぼれから始まり手に入れた1965年式のマスタングは、66年式のグリルに交換されていた。

「前のオーナーさんが交換したと思うのですが、どうしても元に戻したくて。海外サイトからパーツを探して、65年式の顔に戻しました。オリジナルを大切にしつつ、自分の色に染めていきたいという思いがありますね」

 

 

旧車への免疫がありました

18歳で免許取得。ベンツEクラス、ボルボV50、ジムニーのクラシックJA22などを乗り継ぎ、今の愛車はマスタング。試乗は数メートルだけでエンジン音を聞くくらいだった。

「すでに購入は決めていたので、事前のチェックはそれだけでも私には十分でした。古いものは壊れるものだということも理解していました。購入時は結婚した当初だったので、主人にも購入することを伝えたのですが、その時は主人のほうが大丈夫?と心配していましたね。私のほうが旧車には免疫がありましたから」

初めての修理は車を手にした2日目。ミッションホースが抜けてレッカー車で運ばれた。半年過ぎた頃にはミッションの「D」に入らなくなったため、ミッションをオーバーホール。

「以前、夜中に降ってきた雨に気が付いて、雨が降ってきたのに車のカバーをかけてない‼と慌てて飛び起きたことがありました。でもその日は、修理のために車を預けていたので、車庫にはない状態だったんですよね(笑)」

彼女の心の片隅は愛車が占領していることを証明するエピソード。

 

 

 

マスタングと私は性格が似ている

マスタングを愛車にしてからは、普段の買い物から子供の送り迎え、家族との外出もマスタングと一緒に過ごしている。特にひとりで乗っている時間はリフレッシュできる大切な時間なのだそう。

「さすがに夏は暑過ぎて、人も車もばててしまうので動かせませんが、夏以外はマスタングを走らせています。息子も私の愛車がとても好きなんです」

オイル交換は旦那様に教えてもらいながら一緒に夫婦で交換。最近では旦那様の実家の敷地をリノベーションし、ガレージライフも楽しんでいる。

そんな彼女に車はどんな存在なのかを伺った。

「一晩で語り明かしても語りつくせない存在。マスタングは私の体の一部のようにも感じます。一言でいうならば“家族”です。マスタングは私と性格も似ているなと思うんです。私はおおざっぱな性格で、きちんとし過ぎないほうがいい感じで生活がまわる。マスタングも理詰めでキチキチと整備し過ぎるよりも、多少ゆるく、遊びがあったほうが調子がいいんです」

 

Marinaさんのインスタはこちらから

 

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


人も車も「遊びがあったほうが調子がいい」。この言葉にぎゅっと、心を掴まれました。人の人生も、愛車の生涯も、遊びが大事。これこそが、人生をかろやかに走る秘訣なのではないでしょうか。

 

 

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