2018年に発売された新型ジムニーが発売される前に購入を決めた女性オーナーを紹介します！
みぃさんが今の愛車、スズキ・ジムニーを購入するきっかけとなったのは、前の愛車ダイハツ・ミラジーノが不運な事故で買い替えを余儀なくされたため。気に入っていた愛車なだけにショックは大きかったそう。
そんな彼女の心を癒してくれたのが、新型ジムニーが登場するという情報だった。
「事故が起きてしまったのが６年前の４月ごろ。実際発売されたのは７月だったので、ジムニーの発売日も未定の時期でしたが、次の愛車はジムニーに決めていました」
新型ジムニーのかき集めた情報は、彼女の理想を濃縮したような１台だった。見た目の雰囲気はもちろん、軽自動車であること、雪が積もる地域なので４輪駆動の設定と、マニュアル車があることも必須条件のひとつ。
「MT車を選んだ理由は、家のクルマにMT車があるので、いざというときに家族の誰もが運転できるようにと、両親からMT免許を取得するようにと言われていたんです。なので、ごく自然にMT車を選んで乗っています」
そしていよいよ2018年７月５日、新型ジムニーが発売。みぃさんは、６月中旬にディーラーにて、事前受注用の情報をもとに注文済み。20年ぶりのフルモデルルチェンジだったジムニーは、世間で大きな話題となり、納期は６～８カ月かかると予想されていたが、彼女は７月末に納車が確定した。
「本当に幸運でした。見た目も仕様も私の理想通りで完ぺき。自分で作ったわけじゃないのに、私の欲しいものがすべて詰まったクルマでした。唯一、最初は慣れなかったのが蛍光イエローのボディカラー（キネティックイエロー）。レトロっぽい黄色を想像していたので予想と違ったけれど、今はボディカラーも気に入っています」
ジムニーの納車に合わせてジムニー専用のインスタアカウントも作り、ジムニーライフをスタート。話題のあるクルマだっただけに、フォロワーはどんどん増えていった。
「わたしのインスタを見てジムニーの購入を決めましたとか、ボディカラーを黄色にしましたとか、うれしいコメントをたくさんいただけました」
インスタでの交流からオフ会も楽しんでいる。ジムニーオフ会を通して、親友と呼べる友人との出会いもあった。ジムニーオーナーという共通点の女性３人組。いつか結婚する日は、互いに結婚式に呼ぶ約束もしているそう。
「いまでは全国各地、どこへ旅行に行っても知っている人がいます。それもインスタをやっていたおかげですね」
また彼女のインスタは四季が感じられる写真が並んでいる。それは彼女自身が大切にしているコンセプトのひとつ。
「季節で遊ぶことを大切にしています。桜やあじさい、ひまわりなどの花々。イベントも大好きなので、ハロウィンやクリスマスを満喫している様子もインスタにアップしています」
約２年前からはじめたキャンプも、ジムニーオフ会に行ったことがきっかけ。ジムニーオーナーが各自、チェアやテーブルなどをクルマの側に設置し、コーヒーを淹れて飲んでいる様子を見て自分もやってみたくなったそう。
「ジムニーと一緒にお茶がしたい！と思ったのがはじまりで、そこから道具を集めるうちに、キャンプにはまってしまいました。今では年間30回ほどキャンプに行っています」
キャンプにはまったタイミングがコロナ禍ということもあり、趣味だった旅行が行けなくなったため、キャンプに全振りしたこともキャンプ熱を加速させた理由。
通勤、買い物、週末はキャンプ。どこへでもジムニーと出かけている彼女に、貴方にとってクルマとはどんな存在なのかを最後に伺った。
「わたしのホーム。家族と暮らす家とは違う、ホームです。わたしは外向的で、人と話をすることはすごく好きなのですが、ひとりの時間も大切にしています。クルマはひとり時間を満喫できる場所です」
新型ジムニーはいくつもの新しい出会いをみぃさんに運んだ。生涯の付き合いになるだろう親友との出会い、キャンプの楽しさ、四季を感じるドライブの醍醐味。そしてジムニー仲間との温かいつながり。１台のクルマがライフスタイルをも変えてしまう。
どんな愛車に乗るのか。これも自分の人生を変える１つのきっかけなのだと、改めて深く感じるインタビューでした。
beecar（ビーカー）は女性のための車生活サイトです。
bee、蜂。蜂の世界は女系社会。車の世界はいまもなお、男性が中心の社会です。
当サイトは、女性が主役。より色濃く“女性”発信していきたい想いから
beeと名付けました。
そしてもうひとつ、ビーカー。ビーカーは理科の実験室で使う道具。
bee(女性の社会)+Car(車の社会)をビーカー内で混ぜ合わせることで、
素敵な化学反応を起こして、新しい女性のための車のある社会が成り立つように
想いをのせています。
