今回は、初めてのマイカーにマツダ・ロードスターを選んだ20代の女性オーナーを紹介します!
彼女のお父さんは車好きでシルビアS15も所有。お父さんの影響で子供の頃からクルマが好きだったのでは?と思いきや、車が好きになったのは最近のことだという
「高校を卒業して免許をとったら父のシルビアを借りて乗ろうと思っていたのでMT免許を取得しましたが、特別に車好きという感覚はなかったんです。でも昨年「頭文字D(イニシャルD)」の漫画を見たら、どっぷりとはまってしまい、自分だけのマイカーが欲しくなりました」
漫画に登場したロータリーエンジンが搭載されているRX-7(FD)に魅せられて、中古車を探すも人気のFDは価格が高くなっていて予算に合わず。またお父さんがシルビアを修理しつつ乗っているのを見ていたこともあり、古いクルマよりも新しいクルマで、一生長く乗り続けられたら・・・という考えに辿りつき、新車から選ぶことにした。
「MTの設定があるクルマから選ぶことは決めていたので、新車でMT車という条件でクルマを探すと車種が限られます。候補に挙がったのは86、スイフト、BRZだったのですが、ロードスターに試乗したときに、一瞬でコレだ!(わたしのクルマだ!)とピンときました」
2024年3月にロードスターが納車された。はじめての自分だけのマイカーを手にしてまだ数か月。
「自分のために作られたのかな?って思うくらい(笑)、しっくりとカラダになじんでいます」
ロードスターが来てからというもの、朝起きたら窓から駐車場に停まっている愛車を眺めるのが日課という。「毎日が本当に楽しいです。平日は眺めているだけですが、ロードスターを見ながら週末、どこに行こうかな~と考える時間も好きです」
まだ納車されてから日は浅いものの、休日は海ほたるまでクルマを走らせたり、奥多摩へ出かけたりとロードスターとのドライブを楽しんでいる。
18歳で免許を取得した直後は、お父さんのシルビアを借りて練習していた。でも改造されたシルビアは、初めて公道で運転の練習するにはハードすぎるクルマだった。
「教習車とは違い過ぎて本当に運転が難しかったですね。でも助手席に座る父からはスパルタ指導。チューニングカーが嫌いになりかけていました」
そんな試練を乗り越えて、いまではお父さんからクルマの仕組みやチューニングことなど少しずつ教えてもらいながら勉強中。
「ホイールや車高調など、少しずつ、マイカーも換えていきたいと思っています。スタイリッシュな雰囲気はそのままに、スポーティな味付けを加えてみたいです」
最後に彼女に貴方にとってクルマとは?を尋ねました。
「自分の分身みたいな存在だと思います。女の子はおしゃれをしたり、可愛くしたいという気持ちがあると思いますが、自身と同じようにクルマも仕立てていきたいです」
はじめてのマイカーで、理想のクルマを手に入れた彼女は、初のマイカーにして一生、長く付き合っていきたい相棒を見つけた。「自分の分身です」という言葉通り、大切にしていることは写真からも伝わります。これからも彼女とロードスターの関係を見守っていきたいなと思いました。
それにしても「頭文字D」の影響はすごいですね。どれだけのクルマ好きを増やしたことか。実際、ビーカーの女性カーオーナーには影響された方がたくさんいます。「頭文字D」の世界観を受け継いだ「MFゴースト」も若い世代への影響が大きくなっています。2024年は、アニメ2期がスタートするようなので、気になる方は要チェックです。