今回はロードスターに乗ることを決めたコトをきっかけに、AT限定解除をして、憧れのオープンカーの生活を満喫している、女性オーナーの紹介。なぜ彼女はロードスターを選んだのか、どんなオープンカーのある暮らしをしているのかに迫ります
2015年、ND型ロードスターが発売されたときに一目で「かっこいいなー」と思ったらんさん。でもそのときは思い切って乗る選択ができなかったそう。それから数年が経ち、車が好きな友人から「乗って、絶対に損はない車だよ」と心強いコトバをもらったこともあり、乗っていたマツダ・フレアワゴンから乗り換えるタイミングで思い切って、ロードスターに乗ることを決意。
「やはり、ロードスターに乗るならマニュアル車かなと思い立ち、思い切ってAT限定解除をしました。ずっとマニュアル車を運転したいなという気持ちもあったんですよね」
そして無事に、ひとめでかっこいいと惚れた憧れのロードスターとともに、マニュアルカーライフもはじまりました。
最初はマニュアル車の運転は緊張してロードスター楽しむどころではなかったよう。
「乗るたびにひやひやでした。でも通勤で使う車でしたので、1カ月も経たないうちにマニュアル車の運転には慣れました。会社に行くためには、絶対に毎日車に乗らなくてはいけない環境だったことがよかったと思います。いまは本当に楽しいです」
憧れのロードスターはもちろん、自分でギアを選び、シフトアップ、シフトダウンを操作するマニュアル車の運転にもはまっている。そして何より、彼女を解放してくれるひとときが、幌を開けて、オープンでロードスターを走らせるとき。
「オープンにすると、日常の風景が、非日常に変わります。この開放感がたまらなく好きなんです。もともと自然が好きなので、ロードスターに乗ってからは、さらに自然が多いスポットにドライブに行くことが増えました」
オープンにするだけで空が近づく。それはオープンカーの醍醐味。
あまり見かけない、クールなポリメタルグレーメタリックのボディカラーは、街にも自然の風景にもすっと馴染む。美しい佇まいを引き立てるカラーは彼女のお気に入りのひとつ。
「カラーは迷いませんでした、ポリメタルグレーメタリック一択です。ありきたりではない、それでいて落ち着く。とても気に入っています」
通勤、買い物ではひとりドライブを満喫、休日は友人を乗せてロードスターとの外出を楽しんでいる。
「友人にもロードスターは大好評。それにオープンにするとまたすごくよろこでくれます。その様子を見るとわたしもすごくうれしくて。男性の気持ちが分かるじゃないですけど、助手席に乗せて、はしゃぐ彼女を見て、喜ぶ男性ってこんな感じなのかな?って想像したり(笑)」
ロードスターとの輝く日々はスタートしたばかり。そんな彼女にとって車とは?を尋ねた。
「今のロードスターとの生活を答えるなら、非日常を味わせてくれる存在ですね。ロードスターに乗ってからは、ちょっと時間ができると、ロードスターとドライブに行こうかな・・・という気持ちになります。それから声をかけていただく機会がとても増えました。車を通して、コミュニケーションが自然に広がっていく車なんだということを改めて知りました。いまやりたいことは、ロドキャン。ロードスターでキャンプに行きたいですね」
らんさんにとってロードスターは2台目のマイカー。車を乗り換えただけでなく、ロードスターと出会ったことで、マニュアル車に乗ることになり、通勤が楽しくなり、ちょっとしたドライブにも出かけるようになり、自分でキャンプにも行ってみたい!などなど、どんどん彼女の世界がロードスターを中心に広がっています。
らんさんのエピソードを聴いて、改めて車って面白いなと思いました。
だって、何に乗るのか。どんな車を選ぶのか?で、生活が変わるのです。いや、大げさではなく、人生も変わる。工業製品の車が、人に与える影響はとてつもなく大きい。でもそれは「今の私にとって必要な相棒は誰なの?」と、真剣に考えた人だけが味わうことができる、車の世界なのでは?と思います。
これからもらんさんの、ロドキャン生活しかり、彼女とロードスターの素敵な関係を見守っていきたいですね。