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RX-7(FD3S) / 絵夢さん

ケイマンからRX-7 FD3Sに乗り換えた彼女。トラブルシューティングしながら付き合って7年目のセブンのある暮らし

2024.07.17.

彼女の愛車はRX-7 FD3S。なぜ彼女がFDを選んだのか、その理由に迫ります


きっかけは漫画・頭文字Dのアーケードゲーム

彼女がRX-7のカッコよさを改めて認識したのは学生のころに見た、漫画・頭文字Dのアーケードゲーム。友人がRX-7を選択してゲームで走らせている様子を見ていて「こんなにもかっこいいクルマだったんだ」と興味を持ったそう。

じつは彼女の両親はクルマ好き。そのため幼い頃から助手席でスポーツカーを堪能してきた過去がある。とはいえ当時はその環境がごく自然であったことから、特別にRX-7への想いはなく「いつかスポーツカーに乗ってみたいな」という軽い感覚だった。

それから月日は流れ、とある年の年末。海外旅行に行く予定だったはずが、風邪をひいてしまいキャンセルとなってしまった。風邪は治ったものの、旅行にあてていた時間が暇になってしまい、何かやることは無いかと思案しているときに、ふと浮かんだのがAT限定解除だった。

「ずっと心の中には、いつかセブンに乗りたいという思いがあったこともあり、時間が空いたこの機会にMTを乗れるようになっておこうと思ったんです」

MT免許の取得と同時にインスタグラムをはじめとするSNSで、RX-7オーナーの投稿を見始めた。あれこれ情報収集や勉強する中で、どんどんRX-7への興味が膨らんでいく。さらにRX-7オーナーの方に助手席に乗せてもらう機会があり、学生の頃にかっこいいと惹かれた車への淡い思いが、明確に乗りたい気持ちへと変わっていった。

 

 

ほぼ一目ぼれで購入を決めた限定車

新しく迎えたFDとともに、ケイマンとの2台の愛車生活は3年続いたそう

「最終型、6型で、フルノーマルの状態のセブンを探そうと心が決まったときに、まさに私の条件を満たしたRX-7を見つけました。ほぼ一目ぼれで購入を決めました」

彼女が一目ぼれしたクルマは、RX-7タイプRZ。2000年に175台限定で発売された希少車。スノーホワイトパールマイカという専用のボディカラーをはじめ、レカロと共同で開発されたフルバケットシート、BBS製の17インチ鍛造ホイール、専用設計されたビルシュタインのダンパーなど、この限定車ならではのチューンナップが施されている。

「特別装備はもとより、ボディの専用色も理想的なカラーでした」

 

 

唯一無二の存在。FDの代わりはいない

納車されてから現在、7年目。仕事やプライベートで大切に乗り続けている。写真からも愛情が注がれていることが伝わるほど、美しさが保たれているRX-7だが、その状態を維持するためには、いろいろな手がかけられていた。

「何がこれまで起こったのか記憶がないくらいに、トラブルはあれこれ起こりました(笑)」

ブッシュなどのゴム製品の交換にはじまり、エアコンまわり、ブレーキまわりは、一式、交換済み。さらにエンジントラブルも数度あり、そのたびにオーバーホールも施した。

「エンジンオイルが通常よりも早く減るトラブルが発生したときは、エンジンオイルを継ぎ足しながら走っていました」

本当に手間がかかる愛車だが、そのことはオーナーになる前に覚悟をしていたという。そんな彼女に改めてクルマとはどんな存在なのかを伺った。

「人生の相棒です。もっとランニングコストが安くて維持が楽なクルマにしたら?と周囲に言われることもありますが、このクルマは唯一無二というか、このクルマの代わりがないんです」

 

絵夢さんのインスタはこちら

 

 

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


人には自分の人生とぴったりと一致する、運命の車があると思っている。彼女は学生の頃に見たゲームで走っていたクルマとの出会いが運命だったと思う。

旧車しかり、希少車は、維持するためにはときに大変な苦労をときに強いられるけど、各オーナーさんが大切に乗って守ってくれるから、次世代へと受け継ぐことができる。個人的には、貴重なクルマを見ることができて、本当にありがたいなとオーナーさんにはいつを感謝している。

また、あの特徴的なロータリーサウンドに包まれながら、ドライブをしてみたいなとしみじみと思ったインタビューでした。

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