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VW beetle type1 '72 1200STD / auroraさん

彼女といえばビートルとベスパ、そしてスポーツスター

2025.01.30.

今回はVWビートルに魅せられ続けた女性オーナーを紹介します。


ほとばしるビートル愛

 

彼女のマイカーは1972年式のビートルtype1 1200スタンダード。実はこれは2台目のビートル。物心ついた頃からビートルに惹かれた彼女は「いつか必ず乗る」と決めていたそう。

19歳の時に自分が欲しかったビートルを見つけたがタイミングが悪く購入を見送り、22、23歳の頃に再び理想のビートルを見つけたものの、1週間で売れてしまったそう。そんな経験を経て、24歳の時に3度目の正直でやっと念願のビートルを手に入れた。将来的にはフルレストアをするつもりで大切に持ち続けていたが、とある事情で手放すことに・・・。

「生涯乗り続けようと思っていたので本当に悲しかったですね。引っ越しの際、他の車で荷物を運んでいた時に、自分の車はこれじゃないと号泣してしまいました(笑)」

そんなビートル愛を心に押し込めたまま月日は流れ、今の愛車に出会ったのが2021年。テキサスイエローの1972年式ビートルtype1 1200スタンダードが売りに出ているのを見て、ほぼ即決で手に入れた。

「紆余曲折ありつつも、泣く泣く手放したビートルと同じ型式のビートルと出会えたことに本当に感謝しました。いまの車とので出会いは自分にとって最高のご褒美です」

 

 

バイクも彼女の人生の一部

ビートルに首ったけになっている彼女ですが、彼女の乗り物生活にはバイクも欠かせない存在。高校生の時に初めて手に入れたのは原付免許で乗れるベスパ50S。そこから限定解除して小型免許を取得し125ET3へと乗り換える。さらにバイクの免許は小型から中型免許に切り替え、250㏄や400CCも楽しみながら、大型免許へとステップ。現在は3台目のベスパと、1975年式のアイアンスポーツ、アエルマッキSS250と3台のバイクを所有している。

「私のアエルマッキはキックオンリーのバイクなんです(※キックペダルを踏み込んでエンジンを始動させるバイクのこと)。正直、この年齢から新たなキックオンリーのバイクは挑戦だな・・・と思っていましたが、バイク屋さん、仲間の協力を得てキックも克服することができました(笑)」

 

 

自分の人生は好きなもので過ごす

ビートルと過ごす時間はとても長い。日々のお買い物から通勤、旅まで。ただし猛暑日は乗る時間、行く場所に気を遣う。雨の日も湿気に弱いので雨上がりは湿気を飛ばすためにビートルを走らせる。

彼女の人生を振り返ると、ビートルとベスパがいつも心の側にいた。そんな彼女に“乗り物”とはどんな存在なのかを伺った。

「自分の一部、石鹸のようになくてはならないもの。自分の生活を潤すものです。一時、ビートルに乗れない時期がありましたが本当にその時は辛い日々でした。私にとってビートル、ベスパ、2台のバイクは、自分の人生になくてはならない乗り物です。人生、色々なことがありますが、小さい頃からの夢であるおばあちゃんになるまで、死ぬまで乗り物に乗るんだ!と思ったことがどうやら叶いそうな年齢になってきました」

 

彼女のインスタはこちらから♪

 

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


バイクも車も彼女の人生を語る上では欠かせない乗り物。彼女の言葉で印象に残ったのが「人生の中で(好きなものを)諦めなくちゃいけないシーンがある」という言葉。人生にはタイミングや置かれた環境によって、自分ひとりの自由がとても制限されることがあります。今、好きな車を選んで自由に車とのドライブを楽しめていることは、とても幸せなひと時なのだということを改めて実感したインタビューでした。

愛車と呼べる車と出会えただけでも、とても良い人生です。

 

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