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VWタイプ1 / ENAさん

遅咲きながらカーライフを満喫中。旅の空気を纏う服を手掛けるデザイナーが選んだ愛車

2024.08.31.

免許を取得したのは30代。遅咲きながら、車のある暮らしを楽しんでいる女性カーオーナーを紹介します


免許を取った理由とは

彼女が免許を取得したのは30代に入ってから。それまでは仕事も都内だったこともあり車の必要性がそれほどなく、必要なときは旦那様の車、ワーゲンバスに乗せてもらえれば事足りた。

でも乗っているうちに、ワーゲンバスの音や乗り心地が良いなと惹かれ始めて、ドライブが楽しいと思うようになったそう。

「私たちは旅に出ることが多くて、車で日本の色々なところへ出かけたり、イベントに出展したりするんですが、長距離だと主人がひとりで運転するのは大変そうだなと思うことがたびたびありました。私もワーゲンバスを運転できるようになろうかなって思ったことが、免許を取ろうと思ったきっかけです」

旦那様の愛車、ワーゲンバスに乗るためには、MT免許を取得しなくてはならないということで、かなり苦労したそう。最初は合宿免許で取得しようと試みたものの、仕事の都合と引っ越しのタイミングなども重なり仮免取得で終了。その後は別の自動車教習所で過程を終えて、約1年がかりで念願の免許を手に入れた。

 

 

VWタイプ1から始まる愛車物語

「初めて公道を走った時は緊張であまり覚えていないですね(笑) 教習所で練習していた車とは全く異なる車でしたので、上手く運転できなくてエンストばかり。最近はだんだんと車の持つクセが分かってきたので、わりと楽しくドライブできるようになりました」

彼女が初めて公道を走った車は、彼女にとって初めての愛車、VWタイプ1。旦那様がお世話になっている車屋さんに古い右ハンドルのビートルがあると聞き、マイカーを手に入れた。

いまでは南伊豆に移住したこともあり、どこへ行くにも車で出かけているそう。さらに左ハンドルMT車のワーゲンバスの練習も始め、高速道路での運転にも挑戦したとか。

「ワーゲンバスの運転は最初は緊張しましたが、すごく新鮮でした。これまで車は乗せてもらうことが私にとっては普通だったんですが、今は自分で目的地を決めて出かけることができるようになったので、行動範囲が広がりましたね」

 

旅はワーゲンバス、日常はtype1

彼女は旦那様と一緒に、旅とヴィンテージ ・旅の空気を纏う服をテーマに『5-knot(ファイブノット)』というブランドを手掛けていることもあり、世界のあちらこちらに旅に出かけているそう。海外だけでなく、国内は車で出かけている。

「生地屋さんや工場も車で行けるところは行きます。免許を取得してからは、運転を代わることができるようになったので、より遠くへ車で行けるようになりました」

現在彼女は、旦那様のワーゲンバス、マイカーのVWのtype1、さらに畑に行く時などに使用している作業&移動用の車と、3台のカーライフを満喫している。

本職は洋服のデザイナーながら、南伊豆に移住してからは農業や狩猟を本格的に始め、いまでは生産者として南伊豆の産直で野菜を販売したり、下田で人気のピザ屋さんやカフェなどへ野菜を届けている他、出張料理人やケータリングなどを行うフード事業もスタートさせた。

「畑は夏ですと、きゅうりやトマト、とうもろこし、枝豆、玉ねぎ、キャベツといった野菜をつくっています。産直などで販売する野菜以外の、少しキズのある野菜はケータリングやお弁当にして無駄なく使うようにしています」

 

 

 

兼業農家の彼女にとっての車とは?

朝起きたら車で畑へ出かけ、午後からはアパレル業という兼業農家の彼女。改めて車とはどんな存在なのかを伺った。

「ビートルに乗っている時の自分と、他の移動するための車を運転している時の自分では全く違うんです。ビートルは、好きなものを身にまとっている感覚で自己表現のひとつであり、すごく大事な存在。ファッションもそうですが、好きなものに囲まれていたいと思うので、車もそのひとつなのだと思います」

 

ENAさんのインスタはこちら

 

ビーカー編集部♪インタビューを終えて


彼女が手掛ける『5-knot(ファイブノット)』は、旅に持っていきたい服というのもテーマ。その中でも「クリンクルシリーズ」と呼ばれているシワ加工が施されたシリーズは、座ってもシワを気にせず着られて、着心地も楽。スーツケースに丸めてぽんと収納できるそう。そんな機能美だけでなく、1つ1つに物語を感じとれるようなデザインは大人心もくすぐります。ぜひ愛車とあわせてチェックしてみてくださいね。

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