ビーカーの女性会員にも大人気のロードスター。今回は2021年に改良されたマツダ・ロードスター990Sをご紹介します。
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ビーカーの女性会員にはロードスターオーナーがたくさんいます。女性がマイカーを選ぶときの理由は、ひとめぼれ!が圧倒的に多く、それはロードスターのオーナーも同様。
ひとめぼれが前提で、細かく理由を聞いていくと、
①オープンカーに乗ってみたかった
②スポーツカーを運転してみたかった
③サイズがちょうどいい
この3つが挙げられます。
コンパクトで小回りが効き、スポーティさを味わえつつも扱いやすく、いつでも屋根を開けることができるオープンカーを探すと、もれなくマツダ・ロードスターはぴたりと条件に当てはまります。ロードスターは、女性にフレンドリーで優しいオープンスポーツカーなのです。
近ごろはAT限定免許を取得する方が多数で、一般的となりました。でもロードスターに乗るにあたって、ロードスターを味わうならやはりマニュアル車だろう!と思い立ち、AT限定免許を解除して、マニュアル車を購入した女性も少なくありません。
AT限定免許を解除したくなるくらい、ロードスターには特別な魅力があるのかもしれません。
現在マツダ・ロードスターはND型こと、4代目。
初代はNA、2代目はNB、3代目はNCという型式で表記されています。型式で車の名前を言い合うのはマニアックな世界かもしれませんが、
車に詳しくない女性でも、ロードスターオーナーになると、
「私の車はNBです」
「私はNDに乗っています」
というように、型式で伝える方は少なくありません。型式まで覚えてしまうのがロードスターなのです(笑)
さて、4代目のロードスターは2015年12月に発売されました。そして2021年12月に、4代目のロードスターの一部改良を行って、2つの特別仕様の車と、1つの新機種を追加されました。
マツダ・ロードスター990S(キューキューマルエス)
マツダ・ロードスター・ネイビートップ
マツダ・ロードスターRF VSテラコッタセレクション
今回はその中でも、もっともスポーティなモデル、「マツダ・ロードスター990S」をご紹介します。
990Sと車名から連想できる通り、車重は990kgで、車の隅々まで軽量化が徹底された車。たとえばホイールは、標準のホイールよりも1本あたり800g軽い、レイズ製の鍛造16インチホイールが採用されていたり、様々な場所に軽量な素材が使われたり、エンジン自体の排気量を小さくすることでエンジンの重量も軽くしているなどあらゆる面で車を軽くするための工夫がされています。
その1、オープンカーに乗ってみたい
ボタン1つで屋根が開閉できるRFモデルもありますが、幌好きなら手動の990Sがおすすめ。フックを外して畳めばすっと美しく幌を畳むことができ、締めるときはレバーを引いて収納された幌を引き出すだけ。幌の爽快感、雨の日は傘をさしているかのように、ポツポツと幌に弾く雨音に耳を傾けるひとときは、心が温かくなる瞬間です。また今回用意されたネイビーの幌は大人っぽさもあり、とくにスノーフレイクホワイトパールマイカの白系ボディカラーと、ネイビーの幌の相性は抜群です。
その2、スポーツカー初心者でも楽しみたい
スポーツカーに乗ってみたいけれど、私に乗りこなせるか心配・・・と思っている女性にこそ、おすすめしたいのが990S。990Sはスポーツカーに初めて乗る方からスポーティな車が好き方まで幅広く受け入れてくれる懐の広さがあります。
よく効くブレーキは安全運転を守ってくれる守護人的存在。ほどよいサイズ感は目が行き届くから車幅も把握しやすく、運転のしやすさがあるライトなスポーツカー。そしてスポーティなドライブを応援する機能がKPC(キネマティック・ポスチャー・コントトロール)機構です。
KPCはひとことでいうなら、コーナリングを安全に快適にストレスなく、そして心地よくコーナーを走るための装置。
990Sは軽量化のためにリヤスタビライザーや、LSDなどが装備がされていませんが、それらの装備がなくてもコーナリング姿勢を安定させるのがKPCの存在。
一定の横Gがカーブを曲がるときに車にかかると、リヤの内側にほんの少しだけブレーキをかけて、車体の浮き上がりをぐっと抑えて路面にタイヤをしっかりと接地させるというのがKPCの仕組みで、旋回時の車の姿勢を安定させる装置です。
その3、ちょうどいいが鍵。パワー感、サイズ感、座り心地
動画でも紹介していますが”サイズ感”がちょうどいいのが4代目ロードスターの魅力の1つ。エンジンパワーも扱いやすいほどよパワー感。とくに女性にとっては体にフィットする車内の空間は安心感につながる要素のひとつです。小回りが効くことや視認性の良さも嬉しいポイントですが、いちおしは、4代目のロードスターに装備された”シート”。
通常、椅子に座ると骨盤が後傾しがちになり、腰が痛くなる要因につながるのですが、今回ロードスターに採用されたシートは、仙骨(お尻の割れ目部分にある骨)がぐっと押されて骨盤が立つ方向に作らています。骨盤が立つと仙骨が丸まりにくく、長時間の運転でも腰まわりがラクになるように設計されています。
シートについての感想も動画で紹介しているのでぜひチェックしてくださいね。
その1、AT限定免許では乗ることができない
990Sは6速マニュアルのみの設定です。AT限定免許の方が乗るにはAT限定免許を解除するしかないことはデメリットの1つとしてあげられます。ビーカーでは女性オーナーを紹介していますが、じつはビーカーメンバーには、AT限定免許解除をしている方が多くいます。またロードスターに乗るために解除した女性オーナーさんもいらしゃいます。マニュアル車の魅力は何と言っても、車を操っている感覚です。
その2、2人乗りのオープンカー、荷物搭載量には割り切りが必要
2シーター。2人乗りなので、割り切りは必要です。荷物の積載量もワゴンタイプの車と比べたら不便を感じる方もいると思います。日常でどう車を使っているかにも左右される部分です。
余談ですが、ロードスターでキャンプを楽しんでいるオーナーさんもたくさんいます。工夫とアイデアで上手にロードスターにテントまで積んでキャンプいている方も。 #ロドキャン で探してみてくださいね!
その3、カーナビもなく、装備はシンプル
標準装備には、カーナビゲーションもなく、装備はとてもシンプルなので、寂しく感じる方もいると思います。ナビに関してはスマフォやポータブルナビなどを後付けしましょう。
その4、燃料はハイオクガソリン
燃料はハイオクガソリン仕様になっています。これはスポーツカーというカテゴリーに入っている車なので仕方がないところですが・・・ハイオクガソリン車を所有したことがない方にとっては最初はガソリンが高くて驚かれるかもしれません。(ハイオク車ばかり乗っている私でも辛いですからw)
4代目のロードスターに乗って、海までドライブに行ってきましたが、リラックスしてドライブを楽しむことができました。
安全に楽しく、快適に、走らせることができる、ほどよいパワー感とかろやかを持ち合わせるライトなスポーツカー。そしていつでも屋根を開けることができる開放感を持ち合わせています。そして、ちょうどいい、感覚。
このほどよさは、初めてマニュアル車を乗る女性にもおすすめできる車です。
これまで多くのロードスターオーナーの方にインタビューをしてきましたが、みなさんが声をそろえて言うのが、ロードスターオーナー同士のハートフルなコミュニケーションの良さを挙げられます。それも、ロードスターを所有する喜びの1つです。
マツダ・ロードスター990S
全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm
車重:990kg
駆動方式:FR
エンジン:1.5リッター直列4気筒エンジン
トランスミッション:6段MT
最高出力:132馬力
ロードスター990Sは、愛車としてどうなのか? 海ドライブしながら、女性2人であれこれゆるーく、おしゃべりしています。ぜひご覧くださいm(__)m
女性が等身大で本音が言える、女性の胸の内を聞く事ができる、女性のためのクルマ生活情報をお届けしていく予定です。女性には女性ならではの視点があって、クルマの楽しみ方、付き合い方があります。等身大の女性流クルマ生活の遊び方、楽しみ方を発見し合って、楽しみましょう!