人が運転せず、AIが運転者に変わる。一昔前は映画の世界だったことが、本当に近い将来、現実のものとなる。完全な自動運転実現となったら車生活はどう変わるのだろう。
自動運転には開発の進み具合を示すレベル分けがあります。
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が発表したレベル5。
レベル1
ドライバー、ハンドル、アクセル、ブレーキのうちひとつが自動化 (すでに実用化済み)
レベル2
ドライバー、ハンドル、アクセル、ブレーキのうち、2つの自動化(2017年以降~)
レベル3
ドライバー、ハンドル、アクセル、ブレーキ、すべて自動化。緊急時のみドライバーが対応(2020年前半~)
レベル4
ドライバー、ハンドル、アクセル、ブレーキ、すべて自動化。緊急時もドライバーを必要としない。(2020年後半~)
レベル5 完全自動化
全ての運転操作をシステムが行う。
経済産業省の計画では、2020年から地域限定で無人自動走行を実施して、2025年にはレベル4の完全自動運転を目指すとなっています。そう、本当に近い未来。7年後には映画さながらの自動車がやってくる。
信じられない現状ですよね。
道路はどうなるの?駐車場は?法律は?自動車保険は?
あげるときりがない疑問。
私たち運転者に変わってAIが運転する時代はもう、目前です。
自動運転時代がやってきても、“車”という箱がある限り、車生活は続きます。
ただ、付き合い方が変わるのです。
車を運転するのが好きなもの同士で自動運転の話題が出ると、運転する楽しみがなくなる!という意見も出ますが、逆に、車を手放した人たちからは、自動運転になるなら、車をまた所有したいという声も。
“車”に対する価値観が大きく変わろうとしている。
私たちは今まさに、ハザマにいる世代なんですね。