街中、高速道路を走っているときにときおり気になるのが、カップルで乗っている車。運転席に座っているのは大抵の場合、【彼】だ。そして助手席には【彼女】が座っている……
夫婦であれ、恋人同士であれ、彼が車のオーナーだからそうなっているのか本当のところはわからないけれど、カップルで乗っている車を見ると、彼女が運転席に座っているのはレアケース。
「どうしてだろう」
と、いつも思う。
とくに高速道路。ロングドライブであれば、彼女が運転席に座る光景を多く目撃してもよいはずなのに、高速道路上やサービスエリア&パーキングで見かける範囲内では大抵、【彼女】は助手席に座っている。
車のオーナーが運転席に座っている。
車のオーナーが自分で責任をもって運転している。
と、考えるなら、ロングドライブに出かけるときは大抵の場合、【彼】の車で出かけているということなのだろう。
でも家族で所有している車であれば、かわりばんこに運転を代わってもよいはずで、運転席に【彼女】が座っているシーンをもっと目撃してもよいはずなのだ。
ある意味、レディーファーストの精神で、【彼女】は助手席が指定席になっているのか。その本当のところはやはりわからないのだけど、私自身は、もっと女性が運転席に座って遠出を楽しんでもらいたいと思っている。
女性同士の遠出もまた楽しい。
車内でのおしゃべりも、「あ、あそこ立ち寄ってみようか?」という女性特有のアンテナに引っかかった際のふいの寄り道も、スムーズ。渋滞にはまっても会話の種類が豊富だから、長い時間を過ごすことも比較的得意。
もっともっと女性には運転席に座って、遠出を楽しんでもらいたい。