二回目のデートにつながらなかった『とっても残念なドライブデート』を体験した女性ドライバーの皆さんの声をもとにお届けします。
「俺様について来い!」タイプはある意味、この草食系……絶食系増殖中とも言われている時代、貴重なのかもしれない。しかし車の“運転”は別物。何しろ、命の危険がともなう。
Shioriさん(仮名)は、気になる彼とのドライブデートが楽しみだった。お迎えに来てくれた車は車に詳しくない彼女でも知っているBMW。乗り込みシートベルトを装着していたら何の前触れもなく、突然、彼は走りだした。「ちょっと、まだシートベルトちゃんとしてないのに……」と心で思いながらもBMWの室内はおしゃれでかっこいい。
「あ。」と声がもれそうになった。
なぜなら彼が信号で急に停まったから。ブレーキがとても遅くて急に踏む。彼女の体は前につんのめった。信号が青に変わったと同時に彼は急発進。首が後ろにもってかれそうになる。「何……この運転……。」
でも彼は気にせずに今日の目的地の話をする。人気のスポットだの、○時までに到着すれば駐車場は停められるから大丈夫だとか、うんぬんかんぬん。
「なぜ、アクセルペダルと、ブレーキペダルをスイッチを切るときのように強引に踏むのだろう。それにこの運転姿勢はなんだ。背もたれ倒し過ぎだし、片手運転だし。かっこつけてないでちゃんと運転してよー。それに、貴方、スピード違反ですから!!」by心の声。
彼女の表情が硬くなっていることにやっと気が付いた彼はこういった。
「スピード速くて怖い? いつもこのスピード域で走っているからさぁ、ごめん、ごめん。」
交通違反するうえに、運転がヘタ。
運転がヘタだと自覚しているならまだしも、運転が上手いと思っているフシがある。助手席の人をまったく思いやれない彼の運転に彼女は車を降りたくなった。
当然2度目のデートはなかった。
~エピソード2:俺様~
女性が等身大で本音が言える、女性の胸の内を聞く事ができる、女性のためのクルマ生活情報をお届けしていく予定です。女性には女性ならではの視点があって、クルマの楽しみ方、付き合い方があります。等身大の女性流クルマ生活の遊び方、楽しみ方を発見し合って、楽しみましょう!