女性のカーオーナーが意外と困っている声が多いのがスマートキーケース。車のスマートキーとアナログの鍵が収まるスマートキーケースは探してみると中々好みのが見つかりにくいそう。さらに近ごろは家もスマートキーを採用していることもあり、スマートキーのダブル持ちの方もいます。そんな悩みを解決してくれる素敵なスマートキーケースを紹介しましょう
目次
スマートキーとアナログの鍵を美しく収めてくれるスマートキーケースはないか・・・と、ずっと探していたところに見つけたのが、RAKUKEI(洛景工房)が手がけた『SMART MOVE! TM』。最初は深みのある心が表れるかのような、美しいカラーバリエーションとシンプルな見た目のデザインに目が留まり、さらに詳細を調べると、美しい形の内側に潜んでいた機能美、五感を潤わす手触り、そして作り手の思いやこだわりが注がれていることを知り、久しぶりに素敵なモノとの出会いに感動さえも覚えました。
まず魅せられたのが美しいカラーと、洛色と名付けられたオリジナルの色の名前。洛色という京都の情景をイメージした色の名前がつけられています。京都の四季を彩る花やたおやかに流れる川、街をやさしく見守る木々や山々など、京都の情景への思いを乗せて色名を決めたとか。「花街の石畳(グレージュ)」、「とこなつの撫子(赤)」、「くちなしの色衣(黄)」など風情ある色の名がついています。
次に機能美。
ほぼ全部入るオールインワンの本革ケースとうたわれている『SMART MOVE! TM』は、特許取得済のX字構造という新しい形を持ち、スマートキーが2つ、アナログキーが3本、カード類が5枚(程度)、紙幣もすっきりと収納ができる。ただ収納できるというだけではなく、ファスナーを開けたときの配置がとても美しい。これは特許取得済のX字構造だからこそ成し得たもの。どの部分を取り上げても無駄がなく、それぞれの小物がすっきりと、それもお行儀よく収めることができます。
そして、ふわふわの手触り。これはメイン素材で採用されているソフトシュリンク牛革の恩恵。持ったときの手の馴染みもとても心地いい。YKKのファスナーを開けると開口部は大きく開くので収納しやすく、取り出しやすい。スマートキー、アナログキー、カード、紙幣を収めてもすっきりした見た目を保ってくれる。これは職人歴30年の熟練技による組み立て技術と美しい縫製がもたらせた機能美です。
RAKUKEIの生みの親は、洛景工房の代表、京都生まれの苧阪友作(おさか ゆうさく)さん。先祖に画家や家族、親戚には書家や陶芸家がいて、物心ついた頃から、京の街で芸術やものづくりに触れる環境で育ったそう。就職は東京の総合ディスプレイ会社で開発プロデューサーを務め、兼ねてからの夢のひとつであった「いつかは生まれた故郷で、自分の手でモノづくりをしたい・・・」という思いを叶えるため、2014年に京都に戻り起業。そこから7年。さまざまなモノづくりを続ける中で生まれたのが『SMART MOVE! TM』。
「実は自分もすごく困っていたんです。スマートキーが2つ、アナログキーも収納できるスマートキーケースを探したけどなかなか理想的な形が見つからない。そこで自分で作ることにしました」
新構造のX字にたどり着くまで開発に費やすこと1年半。試作品は30個を超えたそう。素材しかり、熟練の職人を探し、1つ1つ丁寧に課題に取り組み、試行錯誤の末、これまでにない新しい形と美しさを融合させた、スマートキーケースを誕生させた。
「質の高いものを作りたいという思いと同時に、コストもあげたくなかった。X字にたどり着いたことで、デザイン性、使い勝手の良さだけでなく、使う革も無駄がなく、また縫製の長さも短くすることができました。改めて振り返ると京都のモノづくりの神髄に向き合ってきたのかなと思います。京都のモノづくりは、無駄なモノをそぎ落とし、徹底して美しいモノを歴史的にも追及してきたと思うんですよね」
無駄を徹底的に引き算し、シンプルさを追求したことで生まれたX字構造は、まさしく京都のモノづくりの神髄が注がれた逸品なのです。
女性が等身大で本音が言える、女性の胸の内を聞く事ができる、女性のためのクルマ生活情報をお届けしていく予定です。女性には女性ならではの視点があって、クルマの楽しみ方、付き合い方があります。等身大の女性流クルマ生活の遊び方、楽しみ方を発見し合って、楽しみましょう!