運転のお疲れが溜まった体と心を解消するストレッチを紹介します。女性ドライバーにとってはバストアップにもつながるストレッチ♪ 小休止だけでなくデスクワークや立ち仕事の合間のリフレッシュにもおすすめです。
運転姿勢は背中が丸まりやすい姿勢。さらに近ごろは停車中、車内でスマホ画面をのぞき込んで見ている方を多くみかけます。その姿勢は、首が前に出て、猫背になった状態。そもそも私たちの日常生活は前傾姿勢をとることが多いので、猫背になりやすい環境が揃っています。スマホブームは、さらに猫背に拍車をかけているといえますね。
猫背や巻き肩の姿勢が長く続くと、肩甲骨が背骨から離れて外側に位置する状態が長く続くので肩まわりがこります。肩甲骨を背骨に引き寄せる筋肉も衰えていくので、肩こりはますます悪化。
さらに女性ドライバーにとって困ることは、バストダウン。背中が丸まった状態が続くと、胸の前の筋肉が縮みっぱなしの状態になり、胸のトップの位置が下がりやすくなります。
丸まった背中は、猫背、肩こりにバストダウン……といいことなしです。
そこで女性ドライバーのみなさんにぜひとも小休止時に行ってもらいたいのが、胸を開いて胸の前の筋肉をストレッチし、背骨から離れた肩甲骨を背骨にぐっと引き寄せて、猫背改善、さらには背中の引き締め効果もあるストレッチです。
①胸まわりの筋肉を緩めよう
右手で左の脇の下前方の胸の筋肉をしっかりと掴みます。左手は左肩の上に置き、左肘をなるべく遠くに回すように意識して後ろ回し。回しているときに脇の下を掴んでいる手が緩まないように気を付けながら、左肘を回します。5、6回肘を回したら、前回し。反対側も同様に行います。
②鎖骨まわりの筋肉ほぐし。デコルテラインも綺麗に♪
運転姿勢が長く続くと鎖骨まわりの筋肉が緊張して硬くなりがち。鎖骨まわりの筋肉が硬くなると肩こりが起きたり、血の巡りが悪くなるので老廃物が溜まりやすくなります。そこで鎖骨まわりの筋肉ほぐしです。
右手で右の鎖骨の内側に指を引っ掛けて掴みます。硬くなっていると指が入りにくく、中には痛くて指を引っ掛けられない方もいると思います。痛気持ちいい範囲で指を引っ掛けて、右肘を回します。少し緩んで来たら指が鎖骨に深く入ってくるはずです。鎖骨まわりの筋肉が緩んだら少しずつ指を引っ掛ける場所を外側にずらしていき、同じ動作を繰り返します。
右側を行ったら左側も行いましょう。デコルテラインをすっきりさせたい方にもおすすめです。
③仕上げは胸を開いて、深い呼吸♪
背筋を伸ばして立ち、足は腰幅にセット。腕を後ろで組みます。鼻から息を吸いながら握ったこぶしを斜め下に引っ張るようにしながら両腕伸ばし、胸を開きます。肩甲骨と肩甲骨を背骨にぎゅっと引き寄せます。鼻から息を吐き、再び息を吸って、息を吐きながら、握ったこぶしをお尻につけます。
この動作を2,3回繰り返します。
①、②、③のストレッチを行うことで、運転姿勢で縮んでいた筋肉がゆるんで、血の巡り、リンパの流れが良くなって、停滞していた老廃物が流れます。体のお疲れもすっきり。酸素も取り込みやすくなるので、瞳も頭もすっきりしてきます。
鎖骨まわりの筋肉ほぐしは、女性ドライバーにとくにおすすめ。デコルテラインをすっきりさせと、デコルテが見える洋服を着るときもテンションアップ。また酸素の通りがよくなるので顔色も明るくなります。
リフレッシュ休憩にもおすすめです。
運転疲れは、運転への集中力をスポイルさせる要因のひとつ。定期的にリフレッシュ休憩を入れて、安全で快適なドライブを楽しんでくださいね!
beecar編集長/ゆるトレ・瞑想講師/カーライフアドバイザー
出版社を経て独立。独立後は女性誌、ブライダル誌で企画編集に携わる。女性のための車生活マガジンの編集長を経てオフィスタマ株式会社設立。車、女性、生活、健康を軸にアドバイザー、記者、セミナー講師を務める。
【資格】自動車競技国際C級ライセンス/チャイルドシート指導員