渋滞を避けるために明け方に出発するときは、ノーメイクで車に乗り込んで、目的地近くでお化粧をする方もいると思います。でも、寝不足、お疲れも加わって、お化粧のノリがいまひとつになりがち。そんなとき、お化粧をする前に行いたい手軽にできるセルフケアをご紹介します。
後頭下筋群をほぐして、顔色も目のカ輝きもアップ
頭と首の境目を意識したことはありますか? 左右の耳の穴を結んだ線が頭と首の境目です。この境目を意識していないと頭と首がうまく動かくなり、血流が悪くなります。頭と首の境目には左右4つずつの筋肉で構成された後頭下筋群と呼ばれる筋肉があります。この筋肉群が硬くなると、血の巡りが悪くなると頭に酸素や栄養が行き届かなくなるので顔色が悪くなったり、頭痛の原因となったりするのです。
お化粧する前にこの筋肉群をほぐすことからはじめましょう。手の指で硬くなったところをほぐします。硬い部分には指を押し当ててその場にとどまります。少しゆるんだら指を押す場所を少しずつずらしていき、ほぐしていきます。
筋肉がゆるむと、血の巡りがよくなるので顔色もよくなり、目の輝きもアップ。お疲れを感じたとき、目を酷使する状況が続いたときなどにも後頭下筋群ほぐしは有効です。
鎖骨まわりをほぐして、デコルテも美しく
あわせて、鎖骨まわりもほぐしましょう。鎖骨は前後、上下に動く骨。この動きが悪くなると鎖骨まわりの体液循環が悪くなり、栄養や酸素が行き届かなくなります。鎖骨まわりの巡りをよくすると、老廃物の除去がスムーズになるのでデコルテラインがすっきりします。
両手指を鎖骨の内側に引っ掛けます。引っ掛けたら、肘をまわします。肘を回すと引っ掛けた指が弾かれそうになりますが、指先に圧を加え続けてキープ。ゆるんでくると指先が深く引っ掛かるようになります。ゆるんだら少しずつ引っ掛けた指を外側にずらしていき、硬い部分がゆるむまで肘を回し、同じ場所に留まります。
鎖骨まわりはリンパ等の通り道。巡りをよくしましょう。
目の下のクマは指でやさしくセルフマッサージ
目の下のクマは血の巡りが悪くなると起こります。指でやさしくセルフマッサージをして、血の巡りをよくしましょう。
まず、人差し指、中指、薬指の3本の指を額の中央に置く。中央から耳の穴に向かって指を軽く押しながら横に流す動作を5回。
次に、目をつぶり、指3本をまぶたに置く。目頭から耳の穴に向かって指のハラで軽く押しながら流す動作を5回。
最後に、指3本を目の下、目頭に置く。3本の指のハラを押し当てながら耳の穴に向けて横に流します。やさしくていねいに5回。