狭い空間で長時間同じ体勢が続く、渋滞中の車内もエコノミークラス症候群が起こりやすい条件がそろっています。車での移動時間も、旅時間。車に乗っている人みんなが心地よく過ごすためにも積極的に予防をしましょう。
ロングドライブで注意したいこと
ゴールデンウィーク(GW)やお盆や夏休みの帰省、お正月など、長時間の運転や車内で長く過ごさなければならないときに気を付けたいのがエコノミークラス症候群。エコノミークラス症候群は、狭い空間で同じ姿勢を続けることで、足の血流が悪くなり、血栓が出来るというもの。血栓の一部が血流にのって肺の動脈に達すると最悪の場合は血管が詰まって死に至ることもあります。飛行機だけでなく、狭い空間で同じ姿勢が続く車内もエコノミークラス症候群は起こりやすい環境がそろっています。とくに渋滞中の車内は、トイレに行くことも出来ないので水分を控える人が多く、水分不足から脱水症状となり血栓が出来ることも。
足の筋肉を積極的に動かそう
一番の予防策は、定期的に休憩をとることです。休憩先では車から降りて、お散歩しましょう。足の付け根から足を動かして、出来るだけ大股で歩くなど、足を大きく動かして歩くと、足の血の巡りがよくなります。階段などがあれば二段飛ばしでのぼるのも良いです。
また簡単なストレッチを組み合わせるとなおOK。ストレッチのやり方は、壁などに左手を置いて、右手で右足の甲を持ち、右足のかかとをお尻につけるように引き上げると、太ももの前面が伸びます。右足が終わったら左足も同様に行いましょう。
車内で出来るストレッチ
助手席&後部座席に座っている人は、移動中も足を動かしてあげるとベター。左右の足首をそれぞれまわしたり、かかとを床につけた状態からつま先を上げたり下げたり。ふくらはぎをもんだり、さすったりするだけでも、足まわりの血の巡りはよくなります。安全に気を付けてやってみてくださいね。