ふだん、何気なくつかっているカーエアコン。知らないで使っていると損することも。そこでここではカーエアコンを無駄なく使うための知っておきたい基本ルールを紹介します♪ 知っていたほうがオトク。そんなノリで読んでくださいね
目次
カーエアコンのこれだけは知っておきたいこと6つ。まずは、その①カーエアコンは冷房と除湿機能のみ!
夏は大活躍のカーエアコン。家でも車でもエアコンなしでは最近の暑さはしのげません。夏本番はもちろん、春から夏へ、夏から秋に向けても、暑い日差しが降り注ぐ日もあるので、真夏だけでなくカーエアコンはフル稼働する日々はありますよね。
ときどき「カーエアコンには暖房機能はないんですよ」という話をすると、「え
A/Cスイッチを押すと冷房・除湿機能がONになります。ちなみにA/Cは、Air/compressorの頭文字をとっています。
その②車の暖房はいらなくなった熱をリサイクルしています
車の暖房は、いらなくなったエンジンの熱を再利用して、そこに風を当てて温風をつくっています。A/CスイッチをOFFにすれば、燃料を消費しないので、いわば究極のエコ暖房(電気自動車の場合は電気を使います)。
その③冬場のガソリンの節約をしたいなら、A/CはOFF
近ごろの車はオートエアコンが主流。AUTOスイッチをONにすると、A/CスイッチもONになる車種もあるので、冬の暖房時、少しでもガソリンを節約したい!という場合は、A/CスイッチをOFFにします。
【夏のカーエアコン】A/CスイッチON。カーエアコンを使う前に、車内の熱気を逃がしてから使うようにするとエアコンの負担が軽減します
【冬のカーエアコン】少しでもガソリンを節約したい場合はA/CスイッチOFF
【窓が曇ったとき】A/CスイッチON♪ 除湿機能で窓の曇りをとるのに使用
その④エアコンの内部のニオイ・カビ対策には1年中A/CスイッチをONにしたほうがいい?
その③で冬場は、ガソリンの節約のためにもA/CスイッチをOFFすると書きましたが、長期間、A/CスイッチがOFFの状態が続くと、除湿機能は働かず、送風のみになるので、エアコンの内部に水分が残り、カビが発生しやすくなります。またエアコンのコンプレッサーは定期的に使ったほうが長持ちするともいわれています。
そもそも最近の車は、自動で温度調整するオートエアコンが主流。オートエアコンをONにすると、A/CスイッチもONになる車は多いので、そのまま季節問わず、1年中、A/CスイッチはONのままにしている車は多くなっています。
ビーカー的には、カビ対策、コンプレッサーの寿命を考えてもA/Cスイッチは季節問わず、ONにしておくことをおすすめします。
その⑤基本は外気導入にして、必要なときにだけ上手に内気循環を使う
家のエアコンとは違い、車特有の機構が『外気導入』と『内気循環』モードです。これは適宜、自分の好みで切り換えが可能です。自動車メーカーは基本的に外気導入を推奨しています。内気循環のみにしていると、車内のCO2の濃度が上がるので、眠気や頭痛が起こりやすいとわれています。
●外気導入にすると・・・外の空気を取り入れて車内換気が可能。ガラスの曇りを取りたいときや空気の入れ替えに
●内気循環にすると・・・車内で空気を循環させたいときに便利。トンネルや渋滞中など外の空気が汚れているときや車内の温度をなるべく早く変えたいときに重宝します。
花粉や外からのホコリなどが入るのでは?と気にして、内気循環にしているかたもいますが、実際に花粉の量は外気も内気もあまり変わらないという結果も。
内気導入は、①渋滞中やトンネルなど外の空気が汚れているとき、②車内を早く冷やしたい、または早く温めたいというときなど、内気循環モードを選択するのがよいでしょう。
その⑥フロントガラスが曇ったときは? 覚えておきたい車のフロントガラスの曇りを取る方法
湿気の多い雨の日や車内と外の気温差が大きくなる夏や冬はフロントガラス、リヤガラスなど車の窓がくもりやすくなります。曇りを取る方法は、①外と車内の気温差を小さくするために窓を開ける、②除湿効果があるA/Cスイッチを入れる、③霜を取る装置、デフロスタースイッチをONにするという方法があります。
デフロスターは、扇型のマークにFRONTと描かれているスイッチです。リヤガラスの曇りを取る装置は、四角にREARと描かれたマークで、リアデフォッガーと呼ばれています。いずれも曇りがとれたらOFFにしましょう。
車の内窓の拭き方や曇り止めスプレーを使った方法も紹介しています。出演者は、ビーカーメンバーでもある女性ドライバーです♪