夏のクルマのトラブルは是が非でも避けたいものです。そこでここでは真夏に起こりやすい車の故障トラブルや渋滞中に困るトイレ問題について避けるコツを紹介します。
10代、20代のころは夏のお出かけ、とても好きでした。汗をかいて暑~いといいながらもなんだか開放的な“夏”の魅力に心がわくわくするというか。でも30代後半に差しかかる頃から、少しでも涼しく、快適に。できれば汗はかきたくない、いや、むしろ汗は敵。化粧は崩れる、わき汗なんてもってのほか!!という感じ。みなさんはいかがでしょうか?
車のお出かけは涼しい環境と紫外線対策さえすれば快適。でも、忘れてはいけないのが車のトラブル回避です。車側に問題があると、夏のお出かけは一気に悲劇に変わります・・・。
万が一、お出かけの途中にエアコンが冷えない、効かないというトラブルに見舞われたらドライブを楽しむどころではありません。エアコンをつけていても熱中症対策をしなくてはいけない昨今の異常な暑さ。カーエアコンが冷えないトラブルは、汗だくでふうふう、苦しいだけでなく、熱中症のリスクも高まります。
また車の健康診断を定期的に行っていない方なら、車のトラブルも心配。(車は車検だけでなく、法定1年点検も義務ですが、罰則がないので1年点検をしない方もいますし、使用状況によってはこまめな、日々の点検も大切なんですよね)
とにもかくにも『真夏』の車のお出かけは、車のトラブルに見舞われたら、猛暑の中でロードサービスを待つことになります。これは是が非でも避けたいもの。そこでここでは、夏のドライブに多いトラブルと、回避するための対策術を紹介します。
目次
高速道路で多いトラブルが、タイヤのパンク、燃料切れ、そしてバッテリー上がりです。バッテリー上がりの主な原因はバッテリーの劣化と、電気の使い過ぎ。
バッテリーは普段の車の使い方によっても寿命が変わりますが、大抵の場合、4~5年。乗る機会が少なかったり、ちょこちょこ短い距離は走るような使い方をしている車は、バッテリーの寿命が短くなります。また1度バッテリー上がりを経験したバッテリーも寿命を縮める要因のひとつです。
バッテリーが弱っている状態でシチュエーションが揃ったときも要注意。たとえば、気温が高く、雨の日の夜。さらに渋滞中。エアコン、ヘッドライト、ワイパーを使いながら、渋滞の中でブレーキを踏み続けながら走るなんていうシチュエーションでは電気をかなり消費します。
カーエアコンが冷えない、効かないトラブルは夏の車とのお出かけでは何としても避けたいもの。車のエアコンスイッチを入れて、全然効かない!!と焦る前に、最初に試してほしいのが、車内の空気の入れ替えです。
とくに屋外駐車場に停めている車の中は熱気でいっぱい。まずはもぁ~とする熱い空気を外に出しましょう。やり方は簡単。助手席の窓を開けて、運転席のドアを開けたり閉めたりを4~5回繰り返すだけ。これだけでも大部分の熱気を放出できます。
車内の空気の入れ替えをせずにカーエアコンを使用すると、冷えにくく、エアコン効率も悪いので、熱気を逃すのが先決。早く車内温度を下げるのにも役立ちます。
熱気を逃したら、内気循環にセット。カーエアコンは最大風量、設定温度も低くして、走行しながら一気に冷やします。
屋外駐車場に停めている方はサンシェードを活用して、ダッシュボードなどの樹脂パーツが熱くならないように直射日光を避けるのも車内温度を上げないようにする工夫のひとつです。サンシェードは目隠しにも使えるので通年活用したいアイテム。車内に1つ用意しておくと便利です。
これでもカーエアコンが、冷えない、ぬるい、効かない状態であれば、次に疑いたいのが、エアコンガスです。
次に点検したいのが、エアコンフィルター。エアコンフィルイターの交換は1年ごとか、1万km走行ごとが目安です。フィルターにゴミやホコリが詰まってくると、エアコンの送風量が低下します。風量が低下すると、冷気を作るシステム(エバボレーター)が冷えすぎて、コンプレッサー(冷媒ガスを圧縮してガスにする)が停止するので、冷えにくい状況に。夏のドライブ前は、エアコンフィルターの点検も大切です。
車のエアコンガスを補充後、しばらくしてから冷えなくなったという場合は、冷媒のガス漏れの可能性があります。ガス漏れの場合は、どこから漏れているかを特定して、補修する必要があります。
ガス漏れではない場合は、コンプレッサーやサーモスタットなどの部品が壊れていることも。
こうなると、プロのいる整備工場に依頼して、何が原因かを特定することが大切。お出かけの前にカーエアコンの点検をしてもらいましょう!
車内は直射日光が当たると非常に熱くなります。とくに真夏は、少しの間だから・・・という油断禁物です。車から離れるときに、車内に置いておくと危険はものを紹介します。
まず避けたいのが、消臭スプレーや冷却スプレーといった、LPGガスが使用されているスプレー缶です。これらは車内に置いておくと爆発の恐れがあるもの。また使い捨てライターも車内の熱で亀裂が入ることがあります。そのほかパソコン、スマートフォン、乾電池などは破裂、発火の恐れがあります。ペットボトルに入った炭酸飲料水も高温になると破裂する危険があります。サングラスもダッシュボードの上に置いておくとフレームがゆがむ可能性もあるので、熱くなる樹脂類の上に置いておくのは危険です。
ドライブ中はトイレに行きたくなるので水分を控える女性は少なくありませんが、夏の暑さ、熱中症予防を考えると水分はこまめにとりたいもの。ただ、突然のトイレ問題は女性にとってかなり深刻な問題。
高速道路であれば、約15kmごとにパーキングエリア、約50kmごとにサービスエリアが設置されていますが、渋滞になったときは10kmの距離も30分以上かかる場合があるので、パーキングエリアまで待てない・・・というピンチな場面に遭遇することもあるかもしれません。
万が一のときのために、お盆や年末年始など、渋滞覚悟の時期の移動では、携帯トイレを用意しておくのは、追い詰められたときの奥の手として、また最後の砦として用意しておいたほうがよいと思っています。ただこの携帯トイレも女性にとっては、なかなか使いにくい物。
ワゴンやミニバンで、たとえば2列目と3列目の間にカーテンで仕切られるようなスペースがあればまだしも、コンパクトカーなどで携帯トイレを使用するのは、現実的には厳しい。
いざ、現実的に簡易トイレを使わなくなていけないシーンにそなえて、できることなら、1度、実際に体験しておくことを個人的にはおすすめします。袋型タイプものはサイズが小さすぎて不安なものがあったり、人の目をどうやって遮断するのかもシミュレーションしておくことが大切。
携帯トイレでおすすめなのは、いざというときは防災グッズとしても使える、便座がある箱型のトイレを用意しておくことをおすすめします。小さいほうなら、大き目の袋型タイプでもOKです。また簡易トイレの中には、かぶるだけで目隠しになるポンチョが付属しているものもあります。
車内で日焼けしたくない!という方。近ごろは女性だけでなく男性も日焼けを気にされる方が増えました。肌のシミの原因になるので必要以上には紫外線は浴びたくないものです。UVカット効果があるフィルムやUVカットガラスなどは約99%紫外線がカットできるタイプもありますが、さらに積極的な日焼け対策をしたい方は、日焼け止めをこまめに塗る、UVカット効果がある薄手のパーカーを着るなども加えたほうがベター。また目からの紫外線防止も必要です。
UVカット効果があるめがね等をかける場合は、レンズの色も注意が必要です。濃い色のレンズにすると、視界が暗くなるため、瞳孔が開き目に光を取り込もうとします。レンズを選ぶときは、UVカット率が高い、薄い色のレンズカラーを選ぶことがコツ。
そもそも濃い色のレンズは、トンネルに入ったときや信号の色が見づらくなったりと運転に適していないので、可視光線透過率は、20~30%のものを選ぶとよいとされています。
後部座席に乗せる機会が多い方は、後部座席用の紫外線対策も加えておくと安心です。後部座席用にはUVカット効果があるカーテンやサンシェードを用意しておきましょう。
女性が等身大で本音が言える、女性の胸の内を聞く事ができる、女性のためのクルマ生活情報をお届けしていく予定です。女性には女性ならではの視点があって、クルマの楽しみ方、付き合い方があります。等身大の女性流クルマ生活の遊び方、楽しみ方を発見し合って、楽しみましょう!