日本自動車連盟(JAF)と警察庁と合同で、全国99か所で実施したチャイルドシートの使用状況調査の結果、6歳未満の子供の全体のチャイルドシートの装着率は64.1%(2017年6月21日発表されたデータ)。年齢があがるにつれて装着率は低下傾向が見られるという。チャイルドシートは、子供の命を守るためにも大切な装備。改めてチャイルドシートについて見直しましょう。
年齢があがるにつれて装着率が低くなるチャイルドシート。チャイルドシートは6歳未満の子供を車に乗せる場合は、装着が義務付けられています。違反すると、幼児用補助装置使用義務違反となり、反則金はありませんが、行政処分点数は1点。
病気などでやむを得ない場合以外は、チャイルドシートを正しく装備して使いましょう。また6歳未満でも身長が140㎝以上ある場合は、大人と同じ、シートベルトを着用することが可能です。
ベビーシート(新生児~生後約10カ月)首がすわっていない乳児を寝かせるタイプ。
チャイルドシート(1歳から4歳くらいまで)前向き用、前向き&後ろ向き兼用タイプがあります。
ジュニアシート(4歳~10歳くらいまで)お尻の下に敷くタイプ。座高をあげることで車に装備されている3点シートを使うことが可能です。
JAFと警察庁は合同で、2017年に、全国99か所でチャイルトシートの使用状況について調査しましたが、さらに、全国16か所にて、チャイルドシートが自動車に正しく装着されているかの調査も実施しました。その結果、取り扱い説明書通りに装着されていたのは40.7%。せっかくチャイルドシートを用意しても、正しく装備できていなければ本来の機能が発揮できません。正しく装備されているのか、今一度、確認をしてみましょう。
助手席にエアバッグが装備されている場合は、チャイルドシートは後部座席に装着しましょう。助手席のエアバッグが開いた場合、お子様の体格、年齢によっては衝撃に耐えられない可能性があります。エアバッグは、車に装備されたシートベルトを正しく装着できる体型の方用に向けて作られています。
とくに乳幼児は、お子様の中にはパパやママの顔が見えないと不安になって泣く子もいますが、安全を考えると後部座席に設置することがベストです。例えば事故に遭遇する前。運転者が危険を回避しようとして、とっさにハンドルを切ったときに助手席側に大きなダメージを受けやすいという報告もありますので、助手席は避けたほうが安心です。
お子様の安全を第一に考えて、正しい位置にチャイルドシートを装着しましょう。
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