体と同様、マイカーの健康管理を行うのもドライバーのマナーです。定期点検は1年ごとに実施し、日常点検は日々、適切に行うことが必須。車の健康維持は、車と長く付き合う方法でもあり、安全にドライブするためにも必要です。とくにロングドライブに行く前は点検しておくと安心です。
ボンネットを開けてチェックしよう!
「ボンネットを開けたことがない!」というドライバーの方の声もときおり耳にします。いざ開けようとしたときに開け方がわからないという方も。車の説明書に記されているのでボンネットを開けてみましょう。
チェックしたい項目は下記です。
○ブレーキ液の量は適切か⇒MAX/MINと記されています。液量が上限ラインと下限ラインの間にあるか点検を。ブレーキ液が下限ラインより下回るとブレーキの効きが弱くなります。
○エンジンオイルの量⇒オイルレベルゲージを抜き取り、付着しているオイルを白い布でふきとってから、ゲージを再び差し込む。再度抜き取ってオイルの量を確認します。ゲージの先端についている上限ラインと下限ラインの間にあればOK。エンジンオイルの量が不足したり、汚れがひどくなると、エンジンに負担がかかるので交換が必要です。
○冷却水の量⇒液量が上限ラインと下限ラインとの間にあればOK。少ない場合は補充を。冷却水が少なくなるとオーバーヒートの原因に。
○バッテリー液の量⇒上限と下限の間にあればOK。古くなるとエンジンがかかりづらくなります。
○ウインドウィッシャ液の量⇒不足していたら補充します。
ライト類、タイヤを点検しよう!
夜間、車のライトが片側だけで走っている車を見るのは少なくありません。片目ライトは整備不良違反。またタイヤは日々、チェックしたほうが安心です。タイヤの溝に石がはさまっていないか、釘などが刺さっていないかチェックしておきましょう。
○ライト類の点灯・点滅はちゃんとするか
○タイヤに傷、亀裂はないか
○タイヤの空気圧は適正値か
○タイヤの溝はちゃんとあるか
日常点検は車への愛情が増えるきっかけ
車に関してはすべて整備工場等にお任せしているから、見ないし知らない……という方もいるかもしれませんが、マイカーは、自分が運転する車。自分で見られる範囲は自分の目で確認してみると、車への愛着も芽生えます。乗っている車へ、ちょっぴり愛情を注ぐ。その行動は、車生活をより充実させることになるはずです。
国道交通省のホームページに、日常点検のやり方、チェックシートがダウンロードできます。
確認してみましょう!